「物価もかなり上がり、賃貸料も負担だ。休めない」。ソウル市東大門区(トンデムング)のカフェの経営者(50代)は、旧正月を除き、平常通り営業した。
経営者は旧正月前に「旧正月連休には家族連れのお客さんが多く、なんとか商売になる。人件費などが負担になりアルバイトは休ませ、1人で店を守る」と語っていた。
今回の旧正月連休では、帰郷する代わりに仕事場を選ぶ自営業者が増えた。高金利による借入金利の増加、アジア通貨危機以後の最大の物価上昇率など自営業者を取り巻く条件が日増しに悪化しているためだ。
自営業者らは、旧正月連休当日の22日だけ店を閉め、営業を続けた。旧正月連休には団体客と配達プラットフォームを利用した非対面注文が増え、売り上げ増加に役立つという判断からだった。
ソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区のクッパ屋の経営者(50代)は旧正月の前、「当日に休むことを除けば、従業員同士が交代して店を開く。帰郷しない人が多くそれなりに客が来るはずだ」と期待を語っていた。
東大門(トンデムン)区の韓国料理店の従業員(30代)は「昨年の名節の時にオープンしたが、持ち帰りの注文が多くて売り上げがかなり良かった。今回の連休も休業せずに続けて営業する」と話していた。
求人・求職アルバイト専門ポータル「アルバ天国」のアンケート調査では、自営業者4人中3人(76.7%)は旧正月連休にも店を営業すると答えていた。
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