先月30日午後5時45分ごろ、韓国・京畿北部警察庁機動巡回1隊の隊員らが、京畿道南楊州市花島邑(キョンギド・ナムヤンジュシ・ファドウプ)のある駐車場にパトカーを止め、周辺地域のパトロールに出かけた。しばらくして戻ると、パトカーのタイヤの近くにお菓子1袋と手紙が置かれていた。
手紙には「こんにちは! 私は4年生です。お腹が空いたら、これを召し上がってください。美味しいですよ!」と書かれていた。
警察官たちは、幼い生徒が小さな手で書いた手紙に思わず微笑み、強く感心し、この生徒を探すことにした。
警察が近くの学校に問い合わせたところ、生徒は華道小学校に在学中の4年生のチャ・イェソン君だとわかった。
「警察官になるのが夢」というチャ君は、日ごろから地域の安全のために働く警察のおじさんたちに感謝の気持ちを伝えようと、お菓子と手紙を置いたのだという。
警察は、チャ君に良い思い出を残してあげようと、チャ君を招いて、一緒にパトカーに乗って無人店舗の防犯パトロールに出かけ、夢の実現に向けて応援した。
警察関係者は「猛暑の中でのパトロールの疲れが、全て消えるようなありがたい時間だった。警察官を夢見る子どもの記憶の中に、楽しい思い出を作ることができてうれしい」と話した。
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