韓国・仁川のあるジムで、運営者が「おばさん出入り禁止」という案内文が貼り出したところ、会員から反発の声が上がり、大量に脱会する事態になったという。ジム代表は14日午前、NEWSISの取材に応じ「『おばさん出入り禁止』は一部の迷惑会員たちの出入りを禁止するもので、女性嫌悪をあらわしたものではない」と釈明した。
ジム代表は昨年4月にジムを手に入れた。ただ会員らはジムではなく公民館のように果物をむいて食べたり、餅を食べたりしていた。一部には石鹸、タオルなどの備品をこっそり持ち出したり、大量の洗濯をしたりする人もいた。目立っていたのが一部の中年女性だった。
他の会員からこうした行為への苦情が相次いでいた。ジム代表は「常識外れの行動をする人々のために、今年数百人に達する会員が脱会して払い戻しを要求した。その被害額だけで1億ウォンに達する」と主張している。こうした状況もあって、今月7日ごろ、今回の掲示文を貼り付けたという。
大勢の脱会について、ジム代表は「波紋がこんなに大きいとは思わなかった」としながらも「私は11カ月以上我慢した。あの案内文は攻撃ではなく防御するためのものだ」と強調した。
NEWSIS記者が14日午前にジムの様子を確認したところ、会員の大半が40代以上の中高年層で、その半数以上が女性だった。ある50代の女性は「あの案内文の影響で『ジム代表は怖い人だ』と誤解されているが、そういう人ではない」と擁護していた。
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