2024 年 11月 1日 (金)
ホーム経済流通「えびせんの価格下げた」韓国・農心が笑う…後続のタラせん好調、品薄

「えびせんの価格下げた」韓国・農心が笑う…後続のタラせん好調、品薄

ソウルにあるマートを訪れた市民たちがモクテカンを購入している(c)news1

韓国の食品メーカー「農心(ノンシム)」が先月、えび風味の国民的スナック菓子「セウカン」の後継商品として干しダラ味の「モクテカン」を発売した。年間売り上げ1000億ウォン(約110億円)超のセウカンは価格が引き下げられ、メガブランドの維持が危うくなるかと思われた。だが、モクテカン人気で農心全体のスナック売り上げは堅調に推移するのではないかと見られている。

モクテカンは、ビールのつまみとして人気が高いモクテ(干しダラ)の味などを加えたスナック菓子。セウカンなど農心の「カン」シリーズのお菓子では6番目になる。

食品業界によると、先月26日に発売されたモクテカンは1週間で100万袋以上売れた。品薄になったことを受け、農心は供給量を30%増やすことにし、8月以降、釜山(プサン)工場で作るスナックの一部を他の工場に移管してモクテカンに集中する。

農心は今月1日からセウカンと辛ラーメンの出庫価格をそれぞれ6.9%、4.5%引き下げた。農心は「今回の値下げで消費者が受けるメリットは年間200億ウォン以上」と予想している。

セウカンが売り上げ1000億ウォン超というメガブランドの座を守ることができるかも関心事だ。昨年1023億ウォンの売り上げを記録し、発売から51年にして初めて、韓国のスナック菓子で唯一のメガブランドになった。

農心はセウカンの値下げによる売り上げ減少を50億ウォンと予想しており、販売量が昨年と同じなら売り上げが1000億ウォンを割り込む計算だ。農心関係者は「販売量により売り上げ減少幅が変わるので1000億ウォン以下に下がるか、まだ予想が難しい」と話した。

(c)MONEYTODAY

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