
飲食店で「騒がしい」と注意されたことに腹を立て、乱闘を起こした韓国・仁川(インチョン)の暴力団組員に実刑判決が下された。
仁川地裁は8日、暴力行為等処罰に関する法律違反(共同傷害)などの罪に問われた被告の組員(32)に懲役1年の実刑を言い渡したことを明らかにした。
被告は2024年12月3日午前5時45分ごろ、仁川市延寿区(ヨンスグ)の飲食店で、仲間2人と一緒に別の暴力団組員(49)ら2人の顔などを殴り、負傷させた。

被告は組員から「多くの人が食事している場所で騒がしくするな」と注意され、「申し訳ない」と頭を下げて謝罪した。しかし、組員が執ように説教したため、激高して暴力を振るったとされる。
また、被告は当日、自宅から飲食店までの約5.5キロを無免許で運転したことでも起訴された。
被告は2019年に暴力行為等処罰法違反(組織的構成・活動)で有罪判決を受け、今回の事件はその執行猶予期間中に起こしたものだった。
地裁は「今回の事件はは暴力団同士の対立に発展する危険性が高かった」と指摘し、「被告の暴行の程度は軽視できず、厳罰が必要だ」と述べた。
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