韓国の大手百貨店3社とコンビニ業界が2025年の旧正月に合わせて数億ウォン(数千万円)規模の「超高級ギフトセット」を発表した。「誰が買うのか」と思わせる価格だが、毎年注目を集めている。
現代百貨店はスコットランドの高級ウイスキーブランド「バルヴェニー」の50年熟成コレクションを用意。1本1億1000万ウォン(約1210万円)で、国内に毎年3本しか入荷されない。シャトー・ムートン・ロートシルト18本セット(6300万ウォン=約693万円)や1973年産ドン・ペリニヨンシャンパンセット(2800万ウォン=約308万円)もある。
ロッテ百貨店は希少な「アルマス・ゴールドキャビア」を販売。30グラムで130万ウォン(約14万3000円)、1スプーン(3g)当たり13万ウォン(約1万4300円)だが、昨年の秋夕(チュソク、韓国の中秋節)では10セットが完売した。
新世界百貨店でもスコットランドのウイスキーブランド「マッカラン」の創業200周年記念商品を用意。価格は1本2億3000万ウォン(約2530万円)だ。
また、コンビニチェーンのGS25は1本5億ウォン(約5500万円)のスコッチウイスキー「ウィンザー・ダイヤモンドジュビリー」を販売し、セブンイレブンは1300万ウォン(約143万円)の40年熟成グレンフィディックを提供している。
こうした超高級品は話題づくりになり、実際、売れることも多い。業界関係者は「販売数は少ないが、一部商品は完売する。注目度とマーケティング効果は抜群」と話している。
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