![](https://koreawave.jp/wp-content/uploads/2025/02/「いちごケーキ買うのに7時間待ち」…韓国・有名ベーカリー代表が明かした「大ヒットの秘訣」-1024x902.jpg)
韓国・大田(テジョン)の有名ベーカリー「聖心堂(聖心堂)」が生んだ大ヒット商品「イチゴ蒸し餅」を求め、開店前から長蛇の列ができる現象が続いている。
その人気の秘密について、聖心堂のイム・ヨンジン代表が11日に放送されたSBSのドキュメンタリー番組「SBSスペシャル – THEパン」で語った。
イム代表は「1956年に父が創業し、私は50年近くこの店を続けている。最初は大きな鍋一つで蒸しパンを売るところから始めた。今ではこうした人気のベーカリーへと成長した」と振り返った。
聖心堂が数年前に発売した「イチゴ蒸し餅」は、SNSを通じて「コスパ最強ケーキ」として話題になり、全国的な人気を誇るようになった。
イチゴ蒸し餅は、濃厚なブラウニー生地の間に新鮮ないちごとクリームをたっぷり挟んだ豪華な見た目が特徴だ。
聖心堂のパン職人は「開店前から約700人が並び、百貨店の建物を一周して駐車場まで行列が続いたこともあった」と話す。「昨年のクリスマスには、午前2時から並ぶ人もいて、店に入るまで7時間もかかったことがある」と、驚異的な人気ぶりを明かした。
イム代表は、イチゴ蒸し餅のヒットについて「もともとはストロベリーショコラケーキという名前だった」と話した。「しかし、黒い生地が韓国の伝統餅に似ていたため、『イチゴ蒸し餅』と名前を変えた。このアイデアは妻キム・ミジン理事の発案だった」と説明した。
イム代表は「イチゴ蒸し餅の人気はSNSのおかげ」と話す。「お客様にたくさん提供すれば、その分、たくさん返ってくるということを実感した」と語った。
ある時、顧客がケーキの重さを測り、「案内では2.3kgと書いてあったのに、実際には2.5kgあった」とSNSに投稿。その結果、「ケーキの重さを測って証拠写真を投稿する」という流行が生まれ、さらに注目を集めたという。
「評判を聞いて来店したのにガッカリすることもあるが、思った以上にボリュームがあって満足してもらえることが大事。実際にお客様が両手いっぱいに買って帰る姿をよく目にする。午前1時から並び、8時まで待ってくれたお客様もいた。そのような方々を失望させたくない。パンは嘘をつかない。パンを愛する気持ちで作れば、それが伝わるはず」
イム代表はこう強調する。
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