
韓国のお笑い芸人キム・デボムがマンション警備員の処遇改善を目的にSNSで実施したイベントについて、一部で批判の声が上がっている。
キム・デボムは9月1日、自身のインスタグラムに「2016年から続けている警備員のための『いいね』イベントをやる」と投稿。添付の写真では、警備員が「『いいね』が100件を超えれば、住民のキム・デボムさんが警備員室の古い電子レンジを新品に交換してくれるそうです。よろしくお願いします」と書かれたスケッチブックを掲げている。
実際、投稿への「いいね」は100件を超え、キム・デボムは大手ネット通販で約8万9000ウォン(約9500円)で販売されている製品を贈呈した。
これに対し「警備員に『いいね』を集めさせるのは侮辱的だ」「贈りたいなら黙って買えばいい」「『いいね』に飢えているのではないか」といった批判が殺到した。
キム・デボムの「『いいね』公約」はシリーズ企画で、善行を広めるのが目的。本人は2016年のインタビューで「以前は注目を集めようと刺激的なものばかり追っていたが、人々が求めるのは刺激だけではないと気づいた。それでこのシリーズを企画した」と説明していた。
今回の騒動を受け、キム・デボムは当該写真のコメント機能を制限した上で「このイベントに多くの方が共感し、見守ってくれた。それは全国で懸命に働く警備員の努力に対する皆さんの気持ちが反映されたものだ」と釈明した。
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