韓国の中小企業に勤める女性が、旧正月連休中に「独身だろ?」と出勤を提案され、賃金に関する質問をしたら上司から無視された。そのうえ、既婚社員から「空気が読めない」と非難された――こんなエピソードをオンライン掲示板に投稿した。
女性によると、上司は「他の社員は既婚で子どもがいるが、あなたは独身だから家にいるより働いた方が良いのでは」と述べた。これに対し、女性が「賃金はどのようになりますか」と質問すると上司は無言で立ち去った。その後、既婚の社員から「連休中に働いて賃金が上乗せされるなら皆がやりたがるだろう」と非難されたという。
「旧正月連休の3日間を安く働かされるのは納得できない」と不満を述べる女性に対し、掲示板の利用者たちは「確かに不合理な待遇だ」「早急に転職を考えるべきだ」といった意見を寄せた。
韓国では、旧正月連休は「官公庁の休日に関する規定」で法定公休日に該当する。5人以上の従業員を抱える事業場は、法定公休日を有給休日として保障する義務がある。また、時給制や日給制の労働者についても、この期間に出勤すれば8時間以内なら通常賃金の1.5倍、8時間を超えれば2倍の賃金を支払わねばならない。
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