韓国で、無人店舗のUFOキャッチャールームに入って紙幣交換機に入っている現金数百万ウォン(1ウォン=約0.1円)を盗んだ10代と推定される学生たちの姿がCCTV(監視カメラ)に捉えられた。しかし、少年らは犯罪を犯しても刑事処罰を受けない触法少年ではないかという推測が出ている。
あるオンラインコミュニティに24日、京畿道議政府市(キョンギド・ウィジョンブ)でUFOキャッチャールームを経営中の店主A氏の話がアップされた。A氏は「今日(9月24日)午前5時30分ごろ、中学生くらいとみられる3人が来て、紙幣交換機3台から約400万ウォン程度を盗んだ。持ってきたショッピングバッグの中にハサミが複数入っていた」としてCCTVに撮られた様子について説明した。
A氏によると、少年たちは過去にも他のところでこのような行動を取ったことがあったという。「キーを交換機に置き、ハサミで機械を開いて、キーで2重ロックされているものも開けて持って行った。お金を取られたのも問題だが、キーを持っていかれて機械を開けられない。また来るのではないかと思ってお金も入れられない。商売もできずにいる」
警察に通報して指紋を採取したが、子どもたちに前科がなかったりして捕まえるのが難しい事態も考えられるという。
公開されたCCTV写真には、10代前半と推定される少年3人があらかじめ準備しておいたハサミを使って紙幣交換機をこじ開け、現金を取り出している姿が捉えられた。幼い姿のため、満14歳未満の触法少年たちだという推測が出ている。
韓国では触法少年の事件が増え続けている。裁判所統計月報によると、全国裁判所の触法少年事件受付件数は2018年9051件から2019年1万22件、2020年1万584件、2021年1万2502件、2022年1万6836件と年々増加している。
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