韓国の日刊紙「国民日報」が運営するYouTubeチャンネルで25日、「ボイスフィッシングの疑いに対応した高校生のエピソード」と題する動画が公開された。高齢女性を救った高校生のエピソードを紹介したものだ。
動画によると、11月4日午後2時ごろ、ソウル市城北区（ソンブクグ）を通る地下鉄4号線の誠信（ソンシン）女子大学入り口駅で、2人の高校生が、1人暮らしの高齢女性から「通帳の写真の送信方法がわからない」という相談を受けた。高齢女性は携帯電話の操作に不慣れで、通帳の写真をどう送ればいいかわからないという。
不審に思った2人は「ボイスフィッシング」の可能性を疑った。指示元の電話番号に連絡し、電話をかけてきた相手を確認した。こうした作業を繰り返しているうち、相手は女性が所属する教会の関係者で、緊急な事務処理の手伝いを頼まれたことが判明。年金申請手続きで通帳コピーを送る必要があることを確かめた。
2人がその場で女性を助け、必要書類を提出できるようサポートした結果、女性は無事に手続きを完了できた。2人は「困っている人を助けることができて良かった」と語った。
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