
韓国・新世界インターナショナルのオンラインプラットフォーム「S.I.VILLAGE」のデータによると、昨年モバイルギフトの購入者の76%が30~40代で占められ、これらの世代がギフト市場の主力顧客であることが明らかになった。
30~40代による売り上げは、2021年と比較して54%増加し、全世代で最も高い成長率を記録した。他のプラットフォームでは見られない、洗練された商品ラインナップが30~40代の消費者に好評を得たと分析されている。
S.I.VILLAGEでは、数千万ウォンを超える高級ブランド品から、1万~5万ウォン台の生活用品まで幅広い商品がギフトサービスを通じて贈られている。昨年のギフトサービスで最も高額な購入品は、イタリアの高級ブランド「ブルネロクチネリ」の1700万ウォンのジャケットだった。この商品は40代の顧客が購入し、その高級素材と洗練されたシルエットが特徴だという。
また、ダイヤモンドジュエリーやプレミアム家電などの高額商品も多く購入され、その主要顧客は30~40代だった。冬の定番アイテムであるUGGのブーツやJ Lindebergのゴルフバッグ、ゴルフウェアなども人気を集めた。
販売数で最も多かった商品として▽JAJUパジャマ▽UGGシューズ(ブーツ、スリッパなど)▽Diptyque車用フレグランスセット▽Santa Maria Novellaのワックスタブレット▽L:A BRUKETのリップバーム――などが挙げられる。
これらは生活用品や高級ビューティー製品、ラグジュアリーファッションなど多様なカテゴリの商品が人気だった。特に、香水は販売1位を占めており、S.I.VILLAGEが「ニッチフレグランスの名店」として知られていることが影響している。
S.I.VILLAGEは毎月、多彩なテーマのギフト特集を展開している。1月末までは「スモールラグジュアリービューティーギフトセット」「新年の運動計画にぴったりなアスレジャールック」「ゴルファー向けギフト」「プレミアムリビング&家電特集」「JAJUパジャマ・生活用品セット」などが提案されている。
S.I.VILLAGEの関係者は「経済不況と消費の停滞で、20代よりも購買力を持つ30~40代がモバイルギフト市場の主役になっている。モバイルを通じた贈り物文化が日常化しているため、さまざまなカテゴリの商品で差別化を図り、サービス利用者を拡大していく」と語った。
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