2024 年 12月 22日 (日)
ホームライフスタイル高額なキッズ用品、それでも買う…韓国「VIB」族、増加中

高額なキッズ用品、それでも買う…韓国「VIB」族、増加中

(c)news1

韓国で、ファッションを中心としたキッズ用品が高額にもかかわらず飛ぶように売れている。子供への投資を惜しまない「VIB」(Very Important Baby)族の増加が背景にあるとみられ、百貨店やオンラインショップの関連商品の売り上げも堅調だ。

ソウル市江西(カンソ)区に居住する40代の男性は、今年小学校に入学する息子のカバンを買うため百貨店の売り場を訪れ、びっくりした。小学生用カバンのほとんどが20万ウォン(1ウォン=約0.1円)をはるかに超えていたからだ。男性は「小学生のランドセル一つが数十万ウォン。百貨店のワンフロアを全て歩き回ったが、それ以下の価格はほとんどなかった」と嘆き、結局、20万ウォン以上払ってカバンを購入した。

京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市に住む30代の女性は、4歳の一人娘のために毎月100万~150万ウォンを拠出している。娘の服とおもちゃだけで100万ウォンに達する。女性は「生活費や自らに使う支出を減らしてでも子供には良いものを買う。若い母親の間では子供に惜しみなく財布を開けるのが最近のトレンド」と話している。

ロッテ百貨店によると、1月2~20日、キッズ関連商品の売り上げは前年同期比15%増加。旧正月連休期間を含む1月23~30日には25%も増加した。

オンラインショッピングモールも状況は同じだ。ロッテオンによると、1月の1カ月間、キッズファッションの売り上げは前年同期比約30%急増した。児童ファッション全般の売り上げが増え、特に新学期のカバンで伸びが目立った。

ラグジュアリーブランドやプレミアムラインの子供服販売も増加している。

ロッテオン幼児・児童ファッションMDのコ・ヨンス氏は「今年のミレニアル(30~35)世代を中心にトレンドが反映され、新学期のランドセルも10万ウォン後半台の高単価商品とプレミアムラインの商品などが人気を集めている。1月のランドセルセット売り上げは前年比30%以上急増した」と説明している。

こうした傾向を受け、シャネル▽ルイ・ヴィトン▽グッチ▽フェンディ▽バーバリー――などのブランドも、キッズラインを続々投入している。ルイ・ヴィトンは3月3日、一部店舗で乳幼児用に絞った「ベビーコレクション」を展開し、ブランドの象徴であるモノグラムの入った服、靴、アクセサリーなどを発売する。

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