食肉解体を自動化する技術を開発した韓国のスタートアップの「ロボス(ROBOS)」がロボット業界で注目を集めている。
食肉解体は危険で若い人たちが避けたがる業種だ。現場では従業員の高齢化が急速に進み、平均年齢は55~63歳とされている。
その解決策になるのがロボットだ。同社のパク・ジェヒョン代表は「全国80カ所余りの食肉解体場で処理されるのは年間1800万頭。大型拠点では人材難解消と供給量の増加に直面し、工程の自動化にとても積極的だ」と話した。
豚に比べて牛は供給量が少なく、市場価格も高いので熟練した従業員が手作業で処理している。パク代表は「近いうちに牛肉用のロボットも出てくるだろう」とみている。
ここでも活躍するのは人工知能(AI)だ。パク代表は「AI搭載のロボットは牛や豚の大きさ、特徴を自分で判断して作業する。毎日4000個の生体データを収集して学習し、精度を高めている」と胸を張った。
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