2026 年 1月 29日 (木)
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顔から頭皮へ広がるKビューティー…米欧観光客を魅了する「K-頭皮ケア」

2019年の光州世界水泳選手権大会の選手村に設けられた理美容室で、ヘアカットを受ける外国人選手=大会組織委員会提供(c)news1

Kビューティーの領域が、顔のスキンケアから頭皮へと拡大している。近年、韓国を訪れる欧米圏の観光客の間で、韓国式の頭皮マッサージや頭皮クリニックを体験することが新たな旅行トレンドとして定着しつつある。

韓国の旅行・体験予約プラットフォーム「クリエイトリップ(CREATRIP)」によると、2025年1月から11月までの外国人観光客による「K-頭皮ケア」商品の取引額は、前年同期比で約219%増加した。従来はアジア圏観光客が主導してきたビューティー市場とは異なり、頭皮ケア分野では欧米圏の観光客が主要な消費層として台頭している。

予約全体の58%を米国、カナダ、豪州、英国など英語圏の観光客が占め、フランスやドイツなど欧州圏も19%に達した。単一国では米国が37%と最も高い割合を示している。

人気の背景は地域ごとに異なる。欧州の観光客は水質に着目する。石灰分を多く含む硬水が頭皮に残留し、乾燥やトラブルを引き起こしやすいため、韓国滞在中に専門的な洗浄とケアで長年の負担を解消したいという需要が強い。

一方、北米では流行が後押しする。頭皮も顔の肌と同様に管理する「スキニフィケーション」という考え方が動画投稿アプリなどで若年層に広がり、繊細な施術で知られるKビューティー式頭皮ケアへの関心が高まっている。

韓国の頭皮ケアが評価される理由は、精密な診断と高いプライベート性にある。顕微鏡を用いた診断で頭皮の状態を確認し、1対1によるオーダーメード施術は「ラグジュアリーなウェルネス体験」として受け止められている。ヒジャブを着用するムスリム観光客向けの完全個室や、韓屋を改装したスパといった特色ある空間も口コミで注目を集めた。

こうした高付加価値化により、1人当たりの利用額は前年より71%増加した。利用者は20代が39%、30代が36%で、全体の75%を若年層が占める。地域別では、外国人がアクセスしやすいソウルの江南区、麻浦区、鍾路区に関連店舗が集中している。

クリエイトリップのイム・ヘミン代表は、K-頭皮ケアは外国人にとって「韓国でしか体験できない差別化されたウェルネスコンテンツ」となったとし、今後も訪韓客の嗜好を反映したサービス拡充で市場開拓を進める考えを示した。

(c)news1

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