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ソウル中央地裁は3日午前11時30分、韓国の人気ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)に対して所属事務所ADOR(アドア)が起こした「専属契約の有効性確認訴訟」の初弁論を開く。両者による専属契約をめぐる法廷闘争が本格的にスタートする。
この争いは、NewJeans側が昨年11月、ADORによる契約義務不履行を理由に契約解除を通告したことから始まった。
NewJeansメンバーらは記者会見で、ADORのミン・ヒジン前代表の復帰など自らの要求を記した内容証明をADOR側に送付したが、受け入れられず信頼関係が破綻したと主張。すでに契約済みのスケジュールや広告活動は予定通り進めるとしながらも、独自活動の方針を打ち出していた。
これに対しADORは昨年12月、NewJeansとの専属契約が有効に存続していることを法的に確認するため、ソウル中央地裁に訴訟を提起した。また、仮処分として「所属事務所としての地位の維持」と「広告契約締結の禁止」を求めた。
仮処分をめぐる法的争いは先月、本格的に始まった。ソウル中央地裁が3月7日、仮処分申請の審問を開くと、出席義務がないにもかかわらず、メンバー全員が黒のスーツを着て法廷に姿を現した。彼女らは「ADORとこれ以上一緒にやっていく気持ちはない」と涙ぐみながら語った。
裁判所は結局、ADORの主張を認め、3月21日に仮処分申請を全面的に認めた。本訴訟の結果が出るまでの間、仮ではあるがNewJeansとADORとの専属契約が有効であると判断した形だ。
NewJeansはこの決定に不服を申し立て異議申請書を提出したため、同地裁が再度、審理する。裁判所は債務者の追加主張や証拠を検討し、却下するか否かを決定する。
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