K-POP最大のエンターテインメント企業「HYBE（ハイブ）」傘下にあるレーベル間で「コピー騒動」が膨らんでいる。HYBE傘下のレーベル「BELIFT LAB（ビリーフラボ）」が先月立ち上げたガールズグループ「ILLIT（アイリット）」が、同じくHYBE傘下の「ADOR（アドア）」所属のグループ「NewJeans（ニュージーンズ）」をコピーしているという主張だ。HYBEは傘下にADORやBELIFT LAB、BIGHIT MUSIC、PLEDIS、KOZ、SOURCE MUSICなどの子会社を有する。
NewJeans総括プロデューサーを務めたADORのミン・ヒジン代表は22日、ADOR経営権を巡る紛争に対して「子会社間のガールグループのコピーが問題の本質」と主張している。
ミン代表は「ILLITはヘア、メイクアップ、衣装、振り付けなど芸能活動のすべての領域でNewJeansをコピーしている。ILLITはミン・ヒジン風、NewJeansの亜流などと評価されている。亜流の登場でNewJeansのイメージが消耗され、これによる被害をそのままADORやNewJeansがこうむる」と指摘する。
実際、ILLITがデビューした当時、オンラインにはNewJeansとコンセプトが似ていると指摘され、議論になった。ネットユーザーらはアルバムアートの構図と演出、色味、長いストレートヘアと清純さを強調したコンセプトなどがNewJeansを連想させると皮肉った。
振り付けにも類似性が発見された。ILLITの歌「My World」には両腕を反時計回りに振り回す動作があるが、この動作がNewJeans「Attention」の振り付けと似ているという指摘が出てきた。ILLITの「Magnetic」で片手は上に伸ばし、もう一方の手は下に回す動作もやはり、NewJeansの「Ditto」に類似しているという。
一部では、ILLITがNewJeansを真似したのが事実であっても、アイドルコンセプトに著作権を主張することはできないという反応も出ている。韓国著作権委員会によると、アイデアやノウハウなどは、それ自体が著作物として認められない。また、単純に似ているという点では著作権侵害を主張することはできない。しかも、NewJeansのようにY2Kの感性とイージーリスニングをコンセプトにしたグループはILLITだけではない。
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