プロポフォールや大麻などの麻薬を常習的に服用したとして麻薬類管理に関する法律違反などの罪に問われている韓国の俳優ユ・アイン(本名オム・ホンシク、38)被告の公判が14日、ソウル中央地裁で開かれ、被告に医療用麻薬類を処方した精神健康医学科の医師が証人として出廷した。
医師によると、ユ被告は2021年6月29日に来院し、「睡眠に困難がある」と訴えた。
医師は「被告は慢性的な憂うつ感や人に会う時に心臓がドキドキしたり息苦しさを覚えたりすると言った。呼吸がしにくくパニック症状などを治療するために来院した」と述べた。
検察側が「診察の際に『死にたい』とか『逃げたい気持ちになる』と話していたのか」と尋ねると、医師は「そうだ」と答えた。
反対尋問では被告側弁護士が「被告が初めて病院に来た時、うつ病や不安症、不安障害の程度はどうだったのか」と質問。医師は「深刻な水準だったようだ」と証言した。
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