
韓国の大手百貨店・新世界百貨店が、K-カルチャーを体現する空間としての役割を強化している。新世界スクエアでは、K-POPミュージックビデオや国家遺産を題材にしたメディアアートなどを通じ、韓国文化の多様な美を国内外に発信してきた。
現在、注目を集めているのは、人気アーティスト・G-DRAGON(ジードラゴン)とのコラボレーションによる時報映像だ。この映像は、G-DRAGONのアルバム「Übermensch」のタイトル曲「Too Bad」のミュージックビデオをもとに制作されており、G-DRAGONを象徴するデイジーの花が舞う演出で劇的な転換を見せる。
特にアナモルフィック技法を用いて立体感を演出したG-DRAGONが、新世界スクエアの巨大ビジョンいっぱいに登場する様子は、明洞を訪れる多くの観光客の目を引いている。
2025年には、ILLIT(アイリット)の「Almond Chocolate」やTXT(TOMORROW X TOGETHER)の「Love Language」などのミュージックビデオも連続公開され、連動したポップアップストアやフォトゾーンも百貨店内に展開。K-カルチャーファンにとっての新たな「聖地」としての存在感を高めている。
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