
韓国のガールズグループ「今月の少女(LOONA)」のメンバー5人が所属事務所「ブロックベリー・クリエイティブ(BlockBerry Creative)」を相手に提起した専属契約無効訴訟で、ソウル北部地裁は17日、「原告と被告が締結した付属合意は効力がないことを確認する」として、原告の一部勝訴を言い渡した。
原告側は▽主位的請求(優先順位が最も高い請求)として「専属契約自体の無効」▽予備的請求として「契約の解除」を主張していた。地裁は主位的請求は棄却したものの、付属合意の無効を認めたことで、実質的に契約の終了が認定された形となった。
この5人は2023年6月にも契約効力の停止を求める仮処分を申し立て、裁判所に認められていた。
「今月の少女」は2017年に12人組でデビュー。2022年にメンバーのチュウが脱退して以降、所属事務所との法的争いが続いていた。
チュウは2023年6月、専属契約の効力が存在しないことを確認する訴訟で最終勝訴し、キムリップ、ジンソル、チェリ、ヒジンらも仮処分申請で勝訴していた。
今回の判決で、最後まで残っていた5人のメンバーもブロックベリー・クリエイティブを離れることが確定し、これにより「今月の少女」の全メンバーが同事務所を退所することとなった。
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