2024 年 7月 27日 (土)
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韓国DV被害者の9割「外部の助け求めない」

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韓国で配偶者やパートナーから暴力を受けた被害者のうち9割以上が外部に助けを求めていないことが、女性家族省がこのほど発表した「2022年家庭内暴力実態調査」の結果で分かった。

調査は昨年8~11月に全国19歳以上の女性5975人、男性3087人を対象に実施した。

この1年間、配偶者やパートナーから身体的・性的・経済的・情緒的のいずれかで暴力を経験した比率は7.6%で、2019年の8.8%に比べてやや減少した。性別では女性が9.4%、男性が5.8%で、2019年の10.9%、6.6%よりともに減少した。

暴力の種別で見ると、女性は情緒的6.6%、性的3.7%、身体的1.3%、経済的0.7%の順で被害経験があった。男性は情緒的暴力4.7%の割合が最も高かった。

暴力を受けた際、外部に助けを求めた経験のない回答者は92.3%で、2019年(85.7%)より増加した。助けを求めた相手は▽家族や親戚▽隣人や友人▽女性緊急電話▽警察▽家庭内暴力相談所・保護施設――の順だった。

被害者支援機関に助けを要請しなかった理由は▽暴力が深刻ではないと考えて(36.9%)▽その瞬間さえ乗り越えればいいので(21.0%)▽夫婦(またはパートナー)間で解決すべきことだと思って(20.5%)などの回答だった。

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