韓国・現代斗山(トゥサン)インフラコアもK-防衛産業輸出レースに加わる。トルコの防衛産業会社BMCから総額3131億ウォン(約329億円)規模の戦車エンジン供給契約を獲得し、同国に輸出されるK2戦車に“韓国製心臓”を移植することになった。
HD現代建設機械部門の系列会社である現代斗山インフラコアは2日、独自開発した1500馬力級の戦車エンジンをトルコに供給すると明らかにした。現代斗山インフラコアが防衛産業エンジンを単独輸出するのは今回が初めて。
このエンジンはBMCが製造するトルコの次世代戦車「アルタイ」に搭載される。アルタイは韓国製戦車K2のトルコバージョンだ。トルコは2008年、現代ロテムと協力して独自の戦車を開発してきた。
K2戦車パワーパック(エンジン+変速機+冷却装置)の国産化が遅れ、アルタイには一時、ドイツ製パワーパックの装着が有力だった。しかし、最終的に韓国製パワーパックの装着が決定され、現代斗山インフラコアに輸出の道が開かれた。
トルコが現代斗山インフラコアのエンジンを選択したことで、韓国SNT重工業の変速機もあわせて、アルタイは韓国の技術をベースとしたパワーパックを装着することになった。
(c)MONEYTODAY