2025 年 8月 23日 (土)
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韓国野党の女性議員、襲撃事件の後遺症で開頭手術…「脳底部の骨が損傷」

襲撃事件から8日後、ソウル市松坡区で開かれた新春コンサートに参加したペ・ヒョンジン議員(c)news1

韓国の野党「国民の力」所属のペ・ヒョンジン議員が、2024年に発生した襲撃事件の後遺症の治療のため、頭蓋骨の一部を開く手術を受けたことが明らかになった。

野党関係者によると、ペ議員は2025年8月初め、ソウル市松坡区のソウル峨山病院で開頭手術を受けた。この手術は、脳の下部に位置する骨の損傷に対処するための外科的処置で、神経系の機能回復を目的として実施された。

ペ議員は2024年1月25日、ソウル市江南区新沙洞の建物内で、中学生の男子生徒から石のような鈍器で17回にわたり襲撃され、以後、耳鳴りやめまい、頭痛などの後遺症を訴え続けていた。これらの症状は、日常の会話や議員活動にも支障をきたすほど深刻だったという。

これまで複数の病院を受診してきたが、峨山病院での精密検査により、脳底部の骨が損傷していることが確認された。今回の手術は、その機能回復を図るための重要な治療だった。

ペ議員の事務所関係者は「業務にも支障が出るほどの痛みに長く苦しんできた。早期に職務へ復帰するため、退院後は回復に専念している」と語った。

加害者の中学生は、警察の取り調べで「心神喪失状態だった」と主張したが、2025年2月の一審判決では懲役1年・執行猶予2年の判決と保護観察が命じられている。

(c)news1

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