2025 年 9月 2日 (火)
ホームエンターテインメント韓国歌手PSY「向精神薬は代理受領したが代理処方ではない」主張に医師が反論「まさにそれが代理処方」

韓国歌手PSY「向精神薬は代理受領したが代理処方ではない」主張に医師が反論「まさにそれが代理処方」

歌手PSY(c)news1

韓国の歌手PSY(47)が向精神薬をマネージャーを通じて「代理で受け取った」と表明した問題に絡み、「代理処方ではない」と釈明したことに対して現職の医師が「それこそが代理処方だ」と反論した。

ソウル西大門警察署は8月27日、医療法違反の疑いでPSYと、薬を処方した大学教授を捜査中であると発表した。PSYは2022年から最近にかけて、ソウルのある総合病院で向精神薬である「Xanax」と「Stilnox」を対面診療なしに処方され、これをマネージャーが受け取っていた疑いがもたれている。

XanaxおよびStilnoxは、いずれも医師の診察および処方が必須であり、第三者による代理の受け取りは厳しく禁じられている。処方した教授は「ビデオ通話による非対面診療だった」として容疑を否定している。

これに対し、PSY側は「コロナ禍以降、非対面診療で薬を処方されていた。多忙なスケジュールの中で引き続き非対面で処方を受け、薬はマネージャーが受け取っていたが、処方はPSY本人名義だった」とし、代理受領は認めつつも「代理処方ではない」との立場を示した。

しかし、ある現職医師は28日、自身のSNSで「本人ではない第三者が処方薬を代理で受け取る行為自体が『代理処方』である」と真っ向から否定。「所属事務所は『数年間非対面で処方を受けていたが代理処方ではない』と主張したが、急に発言を『代理受領だった』に変えた。医師なら、なぜ発言が変わったのかすぐにわかる」と皮肉った。

さらに「XanaxやStilnoxといった向精神薬や麻薬類は、法律上、非対面診療および処方そのものがそもそも不可能な薬剤である。にもかかわらず『数年間非対面診療を受けていた』と話したのは、うっかり不法行為を自認してしまったことになる」と指摘した。

その上で「残念ながら、向精神薬や麻薬類が関わる医療法違反は非常に厳しく処罰されるため、『代理受領』かどうかにかかわらず、PSY本人も処方した医師も処罰を免れるのは難しいだろう」と見通しを述べた。

(c)news1

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