
韓国銀行が23日発表した11月の企業景気実査指数(BSI)の調査結果によると、今月の全産業の業況BSI(実績)は75で、前月(10月)の76より1ポイント下がった。3カ月連続で下落し、2020年12月(75)以来の最低レベルだ。
BSIは現在の経営状況に対する企業家の判断と展望を指数化した統計で、否定的回答が肯定的回答より多ければ指数が100を下回る。
全産業BSIは今年7~8月に一時上昇(80→81)したが、9~10月(78→76)に続き今月まで3カ月連続で下落した。
業種別では製造業が前月(72)より2ポイント上がった74。9月と同じ水準まで上がってきた。非製造業は76で、前月(79)に比べて3ポイント下がった。これは2021年2月(72)以来の最低値だ。
物価高のなかで景気低迷への不安が続き、不確実な経済状況によって企業の体感景気が凍りついている。韓国銀行経済統計局企業統計チーム長のキム・デジン氏は「全産業BSIは高いインフレが続くなかで、景気の不確実性が高まり、前月比で下落した」と分析している。
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