2024 年 7月 27日 (土)
ホーム経済流通韓国人気スナック菓子、フリマで10倍価格…抗議殺到も「苦労して買ったのだから」(売り手)

韓国人気スナック菓子、フリマで10倍価格…抗議殺到も「苦労して買ったのだから」(売り手)

(c)MONEYTODAY

韓国の食品メーカー「農心」が先月発売したスナック菓子「モクテカン」がフリーマーケット(フリマ)で定価の10倍以上の価格で取引されている。消費者は販売者の行動に強く不満を示しているが、フリーマーケットは価格を自由に決定できるので介入できないのが現実だ。

モクテカンは国民的菓子とされるえび風味の「セウカン」に連なる新商品で、ビールなどに合う干しダラ風味が特徴。人気のため品薄状態が続いている。

フリマに出ているモクテカンの価格は1万ウォン(1ウォン=約0.11円)をはるかに上回り、クーパンで個人販売業者ブリックビレッジが販売するモクテカン青陽マヨ味60g1袋の価格は1万3900ウォンだ。配送費3000ウォンを加えると1万6900ウォンで定価1700ウォンのほぼ10倍になる。

Gマーケットやインターパークショッピングなどでも販売価格は1万1000ウォン台から1万3000ウォン台となっている。

商品の問い合わせ欄には抗議の書き込みがあふれている。「目を疑った」「金持ちになれ」という愚痴から「品薄に乗じて過度な収益を得る」「難しい時局にいたずらをする」「メーカーに申告する」という怒りまでさまざまだ。

消費者の不満に対して販売者は「コンビニで直接購入すればよい」と言い返したり「高い価格で購入した。在庫もない」と釈明に追われたりしている。

フリマの運営者側はこうした取引に介入しない立場だ。

農心は先月22日、セウカンの価格を引き下げると共にモクテカンを発売した。SNSなど口コミが人気が広がり、発売1週間で100万袋が売れた。農心はモクテカンの生産ラインを増やして対応している。

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