2021年7月~2022年6月の1年間に韓国国民の55.1%が1回以上、病院や医院の外来診療を受けていたことが、保健福祉省が19日に公表した「2022医療サービス経験調査」の結果報告書でわかった。前年同期(54.1%)より1ポイント上昇している。診療を受けるために待った時間は16分、診療時間は8.9分だった。
調査は全国7000世帯の15歳以上1万6466人(男性7782人、女性8684人)を対象にタブレットを活用して面接方式で実施した。
入院したのは前年より0.1ポイント低い1.5%、入院患者のうち新型コロナウイルス感染の治療目的が8%で前年同期(10.4%)より2.4ポイント下落した。60歳以上は78.3%が外来診療経験が、2.9%が入院経験があった。
受け付けをした後に待った時間は平均16分だが、30分以上待ったという回答も14.2%あった。平均外来診療時間は8.9分で1~5分も49.2%と比較的多かった。
入院患者の平均入院日数は7.2日で前年同期の6.3日より増えた。コロナ患者の入院日数は8.8日だった。
外来診療と治療結果に満足したという回答は91.5%、入院に対する満足度は93.1%で、医療サービスに対する満足度は高かった。
しかし、コロナの流行で医療機関を利用する際、感染不安を感じるという割合は34.7%で前年同期の31.2%より3.5ポイント上昇した。
韓国の保健医療制度を信頼するという回答は70.3%、満足するという回答は72.6%。48.7%が制度を改善する必要があるとし、具体的には医療ぜい弱階層への医療支援強化(73.5%)、医療ぜい弱地域への支援強化(77.2%)などを要求した。
また▽公共医療機関の拡大と機能強化(74.6%)▽患者医療費負担緩和(67%)▽患者の大型病院への偏り現象防止(70.4%)――などの回答もあった。
健康水準を尋ねる質問では、76.7%が健康だと考えており、悪い方だという回答は4.4%だった。
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