
韓国で2025年の秋夕(チュソク)連休が、1日だけ年休を使えば最長10日間休めるとあって、旅行需要が急増している。オンライン旅行プラットフォーム「アゴダ」が9月11日に発表した宿泊検索データによると、今年の秋夕連休に韓国人が最も多く検索した海外旅行先は東京だった。
検索期間は5月から8月で、チェックイン日を秋夕連休に設定したケースを分析した結果、2位は福岡、3位は大阪が占めた。日本以外では、インドネシア・バリ、ベトナム・ダナンがトップ5に入った。中短距離で家族旅行や休養を兼ねる「近場リゾート志向」が反映されたとみられる。
国内旅行先では済州島が1位。次いで釜山、ソウル、慶州、束草が人気を集めた。特に慶州は検索量が前年より91%増加。歴史体験と休暇を組み合わせた「ヒストリケーション(History+Vacation)」の代表地となっている。
束草は「ワーケーション(Work+Vacation)」に対応したプログラムや、国内最大規模のビーチメディアアート「光の海」の開催で新たな観光地として注目されている。
アゴダ韓国支社のイ・ジュンファン代表は「今年最後の大型連休を前に、家族や友人、恋人と忘れられない時間を過ごそうとする韓国人旅行者の関心は例年以上に高い」と述べた。
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