2025 年 7月 5日 (土)
ホーム社会韓国・40歳未婚男性が20年で5倍に増加…1980年生の3割が独身

韓国・40歳未婚男性が20年で5倍に増加…1980年生の3割が独身

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韓国統計庁の国家統計研究院が発行した「SRI統計プラス2025年夏号」によると、40歳までに結婚していない未婚・非婚男性の割合がこの20年で約5倍に急増した。女性も同様に増加しているが、男性に比べれば低い水準にとどまっている。

1960年生まれの男性で40歳時点で未婚だったのは6.3%だったが、1970年生まれでは18.3%、1975年生まれで25.9%、1980年生まれでは30.1%と上昇傾向が続いている。女性の場合は、1960年生まれが2.9%、1980年生まれでは17.2%に達した。

若年層が結婚を遅らせる、あるいは避ける主な理由として、「住居確保などの結婚資金の負担」が最も多く、20代で35.4%、30代で33.9%を占めた。次いで「出産・育児の負担」や「結婚の必要性を感じない」といった理由が続く。

結婚時に女性の学歴が男性より高いケースも増加しており、これは最近の世代ほど顕著に見られる傾向だ。また、40歳時点での出産率も継続的に低下しており、1980年生まれの既婚女性のうち、子どもがいない割合は9.6%に達した。

報告書の執筆者である国家統計研究院のヒョン・デファン主務官と高麗大学のキム・グンテ教授は「晩婚化・非婚化の傾向は1970年代生まれから始まり、1980年代生まれ以降の世代でさらに強まっている」と指摘する。特に1970年代生まれはいわゆる「X世代」と呼ばれ、個人主義的傾向や自己啓発志向が強いことが背景にあるようだ。

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