「ユーチューブの再生回数が10万回を超えれば、貢献した公務員を特進させる」
韓国で地方自治体が政策広報のために「ユーチューブショーツ」に競って参入している。
光州市南区(クァンジュシ・ナムグ)のキム・ビョンネ庁長は最近、局長、課長、室長らが参加した業務報告会議で「南区の文化・観光と政策を効率的に市民に知らせることに努力してほしい。南区ユーチューブに貢献した職員を特進させる」と発言した。
キム・ビョンネ氏は「民選7期と8期の任期の間、ただの一度も特進させた事例はないが、今回だけは映像出演など貢献者に対して特進を検討する」と強調した。
旧正月のユーチューブ映像の再生数10万ビュー達成という具体的な貢献例も提示したという。
これは南区の地域経済・観光を活性化し、区政を最も効果的に知らせるための決定のようだ。
このような人事権者の発言のためか、南区は21日、ユーチューブに公職社会の堅苦しい雰囲気ではない19秒のショーツ映像をアップし、ユーチューブとSNSなどで1万回の再生数を超えた。
映像タイトルは「チョロンの真の教育」で、映画「犯罪都市3」の人気助演のチョロンを真似た。ごろつきの入れ墨や金のネックレスなど、映画の中のチョロンと同じ服装をした公務員が彼女を同行させ、違法駐停車の取り締まりに当たる内容だ。
映像の中の公務員は違法駐停車のドライバーに「おい、車を出せ。車を出せ」と言って、彼女役を演じた公務員が引き止めたにもかかわらず、リズムボクシング3年目という虚勢を張っていたが、逆にやられてしまう。
映像は「違法駐停車常時取り締まり中。正しい駐停車文化に参加してください」というフレーズで終わる。南区はこれまで700余りの映像をアップしたが、ほとんどの再生回数は1000回余りに止まった。
南区だけでない。各地方自治体は最近、市・郡・区政を広報するためにユーチューブに参入している。
B級の感性を前面に出して運営する忠州(チュンジュ)市のユーチューブが代表的だ。登録者数は61万人で、忠州市の人口(約21万人)の3倍近くになり、全国自治体の中でチャンネル登録者数1位を誇る。
功労を認められた担当主務官は今年1月、定期人事で地方行政主事(6級)に特別昇進した。
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