韓国のカカオエンターテインメントがこのほど、バーチャルアイドルサバイバルプログラム「少女リバース」を公開した。正体を隠した現役アイドル30人が、5人組のバーチャルガールズグループとしてデビューするために競争するプログラムだ。
オンラインの中の仮想空間に準備された舞台、周辺には溶岩が流れ、高い壇上に座っている審査委員たちはバーチャルアイドルの歌とダンスを審査する。
脱落したアイドルは崩れた舞台の下の「敗者ルーム」に落ちる。勝者は華やかに飾られた空中庭園で余裕を満喫する――というもの。
過去にも「韓国初サイバー歌手」アダムのように仮想の空間で歌いながら踊るサイバー歌手はいた。しかし、サイバー歌手とバーチャルアイドルの間には大きな違いがある。まさに相互作用である。
サイバー歌手はあらかじめ決めておいた制限された動きしかできないが、バーチャルアイドルはリアルタイムで好きな動きができ、表情まで変えることができる。それだけ積極的なコミュニケーションが可能だ。
VYouTuber(バーチャルYouTuber)に対するファンの忠誠度も高い。ユーチューブチャンネル専門分析サイト「プレーボード(Playboard)」によると、集計を始めた2020年1月10日から現在までスーパーチャット(視聴者後援金)を最も多く受け取ったのは日本のVYouTuber「ルシア」だという。
2年余りの間、40億ウォン(約4億2194万円)を超えるスーパーチャットを受けた。ルシアを含めてスーパーチャット順位10位圏内の8チャンネルが全てVYouTuberだ。平均スーパーチャット規模は29億ウォン(約3億590万円)。
韓国でも2018年からVYouTuberファンダムが形成され始めた。現在、約20社のVYouTuber企画会社が活動している。代表的な企画会社として、ツイッチストリーマーのウーワックグッド(Woowakgood)が運営するワックエンターテインメントがある。
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