2025 年 5月 17日 (土)
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韓国・現代自動車、サウジで「年間5万台生産規模」工場を建設へ

現代自動車サウジアラビア生産法人(HMMME)工場の完成予想図(c)KOREA WAVE

韓国・現代自動車がサウジアラビアの国富ファンド(PIF)と協力し、中東地域で初となる現代車の生産拠点を構築する。これにより現代自動車は、サウジアラビアを代表するブランドへと飛躍するための基盤を確保し、サウジアラビア側は自動車産業の発展に向けた重要なマイルストーンを築くことになる。

現代自動車はサウジアラビアのキング・サルマン自動車産業団地にある現代自動車サウジアラビア生産法人(HMMME)の敷地で、工場の着工式を開催した。

キング・サルマン自動車産業団地は、サウジアラビアが自動車産業の発展を目指してキング・アブドゥッラー経済都市(KAEC)内に新たに造成した自動車製造ハブだ。

HMMMEは現代自動車が30%、サウジアラビア国富ファンドが70%の出資比率を持つ合弁生産法人で、2026年第4四半期の稼働を目標に、年間5万台規模の電気自動車・内燃機関車を混流生産できる工場として建設される。

着工式で現代自動車グループのチャン・ジェフン副会長は「我々は未来のモビリティと技術革新の新たな章を切り開くための礎を築いていく。HMMMEがサウジアラビアの『ビジョン2030』に応え、モビリティ技術開発能力を備えた現地人材の育成などにも貢献できることを期待している」と述べた。

サウジアラビアは、従来のエネルギー中心の産業構造を製造業や水素エネルギーなどへと多角化するため、国家発展プロジェクト「ビジョン2030」を進めている。今回の協力は、ビジョン2030の中核を担う国富ファンドが自動車産業の強化を目指して進める重点事業の一つだ。

現代自動車は、国富ファンドとともに現代自動車の革新的な製造技術とサウジの優れた人材およびインフラを融合させ、HMMMEをサウジアラビアのモビリティエコシステムの成長と発展を加速させる中核拠点として構築する。

(c)KOREA WAVE

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