韓国で最近、一線の検事が飲酒運転で摘発される事件が発生したことを受け、検察総長が全国の検察庁に禁酒令を下した。
最高検察庁は先月26日、イ・ウォンソク検察総長の指示で、全国の検察組織の全職員に「公職綱紀確立」という題名の業務連絡を通達した。
そこには、過度な飲酒を自制し、言動を留意するという内容が盛り込まれた。複数の検察関係者によると、「酒を飲むな」という指示ではないが、事実上禁酒令だという。
この2週間に、ソウルの検事(30代)が飲酒運転で2回摘発され、職務が停止されている。報告を受けた後、イ・ウォンソク検察総長は、この検事が所属している地方検察庁を、本来管轄するソウル高等検察庁ではなく、最高検察庁監察部が直接監察するよう指示した。
現職検事をめぐっては、2月15日にも首都圏支庁所属の検事(40代)が飲酒運転中に車両転覆事故を起こし、現行犯逮捕された例もある。
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