未来の移動手段の一つに挙げられる水素電気トラム(路面電車)。開発した韓国では海外輸出のための実証を経て、商用化を目前にしている。
水素電気トラムは韓国の技術で作られた。開発には現代ロテムなど22社と研究所、大学などが参加。産業通商資源省は2021年から2年6カ月間で422億ウォンを支援し、安全設計や規格適合性に対する海外認証機関の第3者評価を同時に実施した。
国内技術で水素電気トラム実証用の燃料電池ハイブリッド推進システム、水素貯蔵システム、エネルギー管理システムなど核心的な部品を開発・製作した。
技術基準の作成、走行安定性や性能評価、実走行環境の構築などを終え、産業通商資源省は初めて商用化目前に到達したと評価した。
今後、走行安全性、性能試験運転実証と最適化運行実証などを推進する。
同省のチュ・ヨンジュン産業政策室長は「世界の先頭を走る我々の水素自動車技術を基に水素モビリティが自動車から列車、船舶、航空、軍需などにも拡散している。政府はカーボンニュートラルと未来の食物創出のために水素モビリティ産業に対する研究開発支援を続け、関連規制を着実に整備していく」と述べた。
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