韓国で最近6年間、国家人権委員会から是正勧告を受けた警察による人権侵害のうち、1位は物理的な力を使った「過度な装備使用」、2位は「強圧・偏向・不当捜査」だった。
人権委の2018年から今年6月までのまとめによると、最近6年間に警察の人権侵害で是正勧告が出たのは214件。「過度な装備使用」が48件(22.4%)で最も多く、「強圧・偏向・不当捜査」が36件(16.5%)、「不当な逮捕・拘束」が31件(14.5%)でそれぞれ2位と3位だった。
その他には不当な押収や捜索(18件)、被疑事実流布や個人情報流出(14件)などがあった。
警察は是正勧告214件のうち190件については受け入れたが、2件は一部受け入れにとどめ、受け入れないものも2件あった。残りの20件は検討中としている。
警察が受け入れなかった2件は、2021年に外国の公館に隣接する場所で1人のデモを不当に制限したとされたケースと、2022年の集会デモ者の保護措置に関するものだった。
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