2025 年 8月 17日 (日)
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韓国・尹前大統領の妻拘束で新たな展開…ドイツ株価操作など早期起訴・残る捜査も加速

12日午前、ソウル中央地裁で開かれた拘束前被疑者審問(令状実質審査)に出廷するキム・ゴニ氏(c)NEWSIS

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏をめぐる疑惑を捜査する特別検察官チームがキム・ゴニ氏の身柄を確保した。特検は輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作事件など、捜査がかなり進んだ事件を中心にまずキム・ゴニ氏を起訴し、残る捜査にも速度を上げるとみられる。

ソウル中央地裁は12日午後11時58分ごろ、資本市場法違反などの容疑を受けるキム・ゴニ氏に対して拘束令状を発付した。発付理由は「証拠隠滅の恐れ」だ。

特検の発足は7月2日。41日目でキム・ゴニ氏を拘束したのはかなり早い成果だという評価がある。比較的長期間進められた▽ドイツモーターズ株価操作▽与党公認候補選びへの不正介入▽世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の請託などの利権介入――の三つの事件を集中的に捜査して容疑を固め、それを裏付ける録音や関係者の供述を十分に確保した点が奏功したようだ。

キム・ゴニ氏拘束を受け、特検チームはコバナコンテンツ協賛疑惑、楊平高速道路終点変更疑惑、公邸工事特恵疑惑など、残る複数の事件の真相解明も速度を上げる。

特検はまずドイツモーターズ株価操作疑惑など、令状に含まれた事件から起訴し、その後追加捜査を続けるとみられる。特検法上の捜査対象は16件の犯罪と特検が認知した事件まで含まれる。膨大な捜査範囲を考えると、拘束期限の20日以内に終えるのは不可能とみられる。ある検察出身の弁護士は「まず最初の事件を起訴し、残りの事件も順次起訴するだろう」とみている。

(c)NEWSIS

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