当選の男性…なのに「孤独死」そして「家族に引き取り拒絶された」わけ-1024x682.jpg)
ロト宝くじで2等に当選し6500万ウォン(約690万円)を手にしたにも関わらず、1年足らずで孤独死した男性のエピソードが1日に配信されたユーチューブチャンネル「オムチューブ」で紹介された。子どもたちに遺体の引き取りさえ拒否された背景には複雑な家庭事情があった。
遺品整理をしている会社のキム・セビョル代表が番組にゲスト出演し、今回の不幸な事案に言及した。
キム代表によると、男性の遺品の中には農協が発行した現金受領証と「当選金」と書かれた証書があった。男性はロト2等の当選金6500万ウォンを全額現金で受け取っていた。
ところが、男性は当選金のうち毎週200万ウォン(約21万円)をロト購入や競馬、スポーツ賭博に費やしていた。キム代表は「ロトに当たったのに、なぜこの人はこんな困窮した生活をしていたのかと思った」と振り返った。
男性の死後、キム代表はその子どもに連絡を取った。すると「父ではあるが育ててもらった記憶がない。すべて母が稼いで育ててくれた」として遺体の引き取りを拒否された。
子どもは「生物学的には父だが、生活として見れば何の関係もない」とも言い切ったという。
キム代表は「当選金が入った時、子どもたちを少しでも助けていれば、男性はあんな形で亡くならなかったかもしれない。ロトに当選しても、その人が幸せな人生を送れるのか、幸せな死を迎えられるのかは別問題だと考えさせられた」と話した。
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