2025 年 12月 8日 (月)
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韓国ハンファエアロ、潜水艦・船舶用バッテリーのパイロットライン構築

ハンファ社屋(c)KOREA WAVE

韓国の防衛・航空産業大手ハンファエアロスペースが、潜水艦や船舶など自社事業に特化したバッテリーセルのパイロットラインを構築した。

メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ユニ記者の取材によると、ハンファエアロスペースは京畿道平沢に年間生産能力0.5GWh規模のバッテリーセルパイロットラインを建設することを決定した。今年中に着工し、2027年第1四半期の完成を目指す計画だ。

このパイロットラインでは、潜水艦用バッテリーおよび船舶向けエネルギー貯蔵装置(ESS)用バッテリーを試験的に生産する。

これらのバッテリーは、用途の特性に合わせた特殊設計が必要である一方で、電気自動車やESSなど主要供給先に比べて注文量が少ないため、バッテリー企業にとっては期待収益が大きくない。そのため、製品の高度化も電気自動車やESS向け製品に比べて進みにくいのが現状だ。

これまでハンファエアロスペースは、バッテリー企業からセルを調達し、バッテリーパックを製作・供給してきた。そこから一歩進み、事業特性に合ったバッテリーのテストを円滑に実施するため、パイロットラインの構築を決定したと説明されている。

ハンファエアロスペースの関係者は「船舶や潜水艦などの特殊用途に合わせたバッテリーテストが必要であり、パイロットラインを構築することにした」と述べた。

(c)KOREA WAVE

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