韓国で皮膚管理に使われる発光ダイオード(LED)マスクが反騰の機会を狙っている。室内でのマスク着用義務が解除され、皮膚美容に対する関心が高まっているためだ。
皮膚美容関連製品に対する関心が高まり、LEDマスクメーカーも恩恵を期待している。
一時的な人気を集めたLEDマスクは、2019年に食品医薬品安全処が効能と効果が検証されていない製品を大挙摘発したことで、市場が大きく萎縮した。当時、虚偽・誇張広告で摘発された件数だけで943件に達した。
特に一部の企業が一般工業製品であるにもかかわらず、シワ改善とシミ・ニキビ緩和などの効能・効果がある医療機器のように宣伝したが、このような事実が知られたため需要が急減した。
食品医薬品安全処によると、シワ改善、顔面リフティング、シミ・ニキビ緩和、皮膚疾患治療・緩和などの目的で使用するLEDマスクは医療機器の販売許可を受けなければならないが、摘発された製品はこのような手続きなしに虚偽・誇大広告をしてきた。
このような浮き沈みを経て、LEDマスク業界は、久しぶりに訪れた反騰の機会に期待感を示した。ある業界関係者は「皮膚科で施術を受けるためには、多ければ数十万ウォンも支払わなければならない。LEDマスクは相対的に費用が少なくて済む」と語った。
また別の関係者は「最近、一部の業者はマスク解除時点に合わせて医療機器の許可を受けた。市場でもう一度競争力を試される機会になるだろう」と述べた。
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