
韓国を代表するIT企業のネイバーとカカオが、2025年に過去最高となる業績を達成した見通しだ。両社ともEC(電子商取引)および広告事業の成長が収益を押し上げ、売上高の合計は初めて20兆ウォン台に達するとみられている。
ネイバーは2月6日、カカオは同13日に2025年10~12月期(第4四半期)および通期決算を発表する予定だ。
金融情報会社FNガイドの市場予想では、ネイバーの2025年通期売上高は12兆1022億ウォン、営業利益は2兆2019億ウォンに達する見込み。カカオは売上高8兆894億ウォン、営業利益6871億ウォンと予想されている。両社とも売上高・営業利益ともに前年比で大幅な伸びとなり、いずれも過去最高を更新する見通しだ。
特にネイバーは、2025年第4四半期の売上高が3兆2623億ウォン、営業利益が6044億ウォンと推計され、前四半期の過去最高実績を上回る可能性が高い。
証券業界では、ネイバーのEC事業の成長に注目が集まっている。2025年下半期に実施した手数料体系の改定効果が継続しているほか、同年12月に発生したクーパンの個人情報流出問題による“反射利益”もあったとの見方だ。
ネイバーは2025年6月から、スマートストアの「流入手数料」を廃止し、すべての販売に対して0.91~3.64%の「販売手数料」を課す方式に変更している。大信証券のイ・ジウン研究員は「手数料改定によるEC売り上げの高成長は、2026年第1四半期まで続く可能性が高い」と分析する。
カカオは第4四半期に売上高2兆1108億ウォン、営業利益1877億ウォンを記録したと見込まれている。秋夕(チュソク)連休に加え、カカオトークの「友だちタブ改編」による効果が寄与した。
カカオは2025年9月、友だちリストをフィード形式に変更したが、利用者の反発を受け、同年12月に従来に近い形へ戻している。ただし、改編期間中は利用時間の増加や広告指標の改善といった効果があったとみられる。
NH投資証券のアン・ジェミン研究員は「第4四半期の広告売り上げは前年同期比13.1%増の3629億ウォンと予想される」とした一方、「トップ画面改編の失敗により、SNS型プラットフォームへの拡張は容易でないことも確認された」と指摘した。
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