2024 年 10月 13日 (日)
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韓国ドラマの「ヘアアイロン」による校内暴力、実話だった

(写真=ネットフリックス)(c)MONEYTODAY

米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)ドラマ「ザ・グローリー~輝かしき復讐」で扱われた「ヘアアイロン校内暴力」が17年前、韓国で実際に起きた事件と類似しているという指摘が出ている。

各種オンラインコミュニティには、「ザ・グローリー」に出たヘアアイロン校内暴力の場面が、かつて忠清北道(チュウチョンプクド)清州(チョンジュ)のある中学校で起きた事件を連想させるという内容の書き込みが掲載されている。

ザ・グローリーでは、パク・ヨンジン(俳優イム・ジヨン)らが高校の体育館で、ムン・ドンウン(俳優ソン・ヘギョ)をいじめ、ヘアアイロンでやけどを負わせる。加害者らは「ヘアアイロンの熱をチェックする」として被害者の体にヘアアイロンを当てて喜ぶ。この校内暴力で、成人になったムン・ドンウンの体のあちこちには火傷の跡が鮮明に残る。

この衝撃的な校内暴力は、2006年、清州のある中学校で実際に発生した事件と似ているという。

当時、清州の中学3年生だったAさんは、同じ学校の同級生たちにヘアアイロンや安全ピンなどで暴行され、腕・足・太もも・胸に傷害を負った。Aさんは後で病院に運ばれ、治療を受けた。その時、尾骨が飛び出し、深刻なやけどの跡があった。5~6週間、入院治療を受けたという。

Aさんはメディアに「数日おきにヘアアイロンの温度チェックがあり、傷が癒える間がなかった。治りかけてかさぶたができていた状態だったのを、爪で剥がされてしまうような暴力もあった」という。また「1カ月近く友達に暴行を受けた。友人たちはお金を持って来いと脅迫した」と振り返った。

主犯は結局、拘束されたという。ただ、処罰の中身は確認されていないという。

ザ・グローリーを契機に、清州の校内暴力事件の存在を知ったネットユーザーは「とても恐ろしい」「被害者の記憶が蘇るのではないかと心配だ」「加害者はこのドラマを見てどんな気がしただろうか」などの反応を示していた。

(c)MONEYTODAY

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