
韓国の大手化粧品企業アモーレパシフィックグループは8月1日、2025年4〜6月期(第2四半期)連結基準で売上高1兆950億ウォン、営業利益801億ウォンを記録したと発表した。前年同期比で売上は8.9%増、営業利益は555.5%増という大幅な改善となった。
好調な業績の背景には、主力ブランドの国内外での均衡ある成長と市場対応力の強化がある。
主力子会社アモーレパシフィックは、国内の化粧品・デイリービューティ事業の安定した成績、西欧市場での高成長の継続、中国市場での取引構造の改善効果などにより、売上高は前年同期比11.1%増加。営業利益に至っては17倍以上の増加となった。
韓国国内では、売り上げが8.2%、営業利益が164%増加した。ラグジュアリー分野では「雪花秀(ソルファス)ユンジョエッセンス」や「プリメラ ビタチノールセラム&マスク」「アイオペ レチノール」などの戦略製品を中心に、マーケティングを強化し市場競争力を高めた。
プレミアム分野では、eコマースやMBS(マルチブランドストア)チャンネルを通じ、「マモンド フローラグロウローズリキッドマスク」や「ハンユル ヨモギクレンジングパックフォーム」などの製品が好調だった。
デイリービューティ分野では、ミジャンセン、イリユン、ハッピーバスなどの主要機能性製品が売上を牽引。チャンネルのリバランスを進めつつ、全体成長に寄与した。
海外市場の売り上げは14.4%増、営業利益は611%増という急成長を遂げた。
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