2024 年 7月 27日 (土)
ホーム経済韓国のEV、販売振るわず…1~4月は前年同期で28%減

韓国のEV、販売振るわず…1~4月は前年同期で28%減

ソウルのある複合ショッピングモールの駐車場に設けられたEV充電スタンド(c)news1

今年に入り、韓国の電気自動車(EV)の販売が振るわない。

韓国自動車モビリティ産業協会(KAMA)によると、今年1~4月の国内EV販売台数は、3万6273台で、前年同期(5万438台)比で28.1%減少した。月間で見ても、4月は前年比で25%少ない1万812台だった。

一方で、ハイブリッド(HEV)車は依然として上昇傾向が続く。今年、ハイブリッドは15万1342台が売れ、昨年同期比で34.8%増加した。4月(4万402台)も4万台以上売れ、35%の上昇だった。

EVの販売不振は、国産車で顕著に見られるもので、輸入車は好調だ。

今年1~4月の輸入EVの販売台数は1万3863台で、昨年同期(5417台)比で155.9%増加した。販売急増は米テスラの影響だ。

テスラは今年、モデルY(6016台)を6000台以上販売し、先月はモデル3の新車を発売した。両車種とも中国産モデルで、以前販売した米国産より価格を数千万ウォン下げた。モデル3は発売するやいなや、4月の1カ月間で1716台が売れ、国産と輸入を合わせてEV販売で1位になった。

韓国の業界も手をこまねいているわけではない。現代自動車の主力EV、アイオニック5は今年3月、商品性改善モデルを発売した。価格も従来型と同程度に抑え、需要改善を狙ったが、2カ月間で2798台しか販売できなかった。今年の累積販売台数は3704台で、前年比で36%減少した。

起亜のEV6も今年の累積販売台数が2495台にとどまり、1年前より67%も減少した。

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