韓国で全ての年齢・性別の中で唯一、30代男性だけ雇用が良くない状態が続いている。条件に合う働き口が不足している点が背景にあるようだ。
統計庁の国家統計ポータルとマイクロデータ分析によると、2月の30代男性就業者数は312万6000人で前年同月比1万3000人減少した。
最近の韓国の雇用は堅調な流れを見せており、特に就業者数は2021年3月から今年2月まで36カ月連続で増加した。
しかし、30代男性の雇用は事情が違う。青年層である20代と「経済の腰」である40代の就業者数も減少した。これは人口減少に伴う影響が主な原因だった。
一方、2月の30代男性人口は前年比1万3000人増加したが、就業者数はむしろ1万3000人減少した。人口が2万人減った30代女性の就業者数が8万4000人増えたのとは対照的だ。
特に、人口が増えているのに就業者数は減少しており、30代男性の雇用率は87.6%と1年前より0.7ポイント下落した。これは2021年2月以降で最も低い水準となっている。
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