韓国で青少年の自殺死亡者数がこの3年間で20%以上増加したことが明らかになり、懸念する声が高まっている。学業のストレス、家庭内の不和などに新型コロナウイルス感染のパンデミックで増えた社会的孤立が加わり、うつ病を訴える青少年が多くなったためとみられる。
統計庁が23日発表した「国民生活の質2022」報告書によると、2021年の10代青少年の自殺死亡者数は人口10万人当たり7.1人で、2019年(5.9人)に比べて20.3%も増加した。特に2019年、経済協力開発機構(OECD)の青少年自殺死亡者数10万人当たり6.4人であるのに比べ、韓国はこれを大きく上回ったのだ。
具体的に見ればこの3年間、人口10万人当たり10~19歳の自殺死亡者数は▽2019年5.9人▽2020年6.5人▽2021年7.1人で毎年10%前後の増加率を記録した。
専門家は青少年に対する専門的・体系的な精神健康支援体系が必要だと指摘した。
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