韓国全羅北道全州市(チョンラプクト・チョンジュシ)のある小学校で、5年生の男子児童が同級生の友達にいじめられる事態が発生した。
全羅北道教育庁によると、全州の某小学校に通うA君が10月11日から13日までの3日間、友人たちに繰り返し暴行といじめを受けた。加害児童は10人に上る。学校の調査によると、加害児童たちは休み時間に、教室横にあるマットの上で、A君の両腕と足をつかんだり、みぞおちに頭突きをしたりするなどの暴力行為をしたほか、上履きを隠すなどの嫌がらせをしていた。
事件発生後、学校側は直ちに、児童たちを分離する措置を実施し、加害児童に接触禁止を出した。全北教育庁も10月22日、緊急対策会議を開き、被害児童の保護について議論した。
この事件は10月21日、あるエックス(X・旧ツイッター)アカウントに「全州某小学校5年生男子児童団体暴行殺人未遂事件」という書き込みが上がって騒ぎになった。「全州の人に最近この事件を聞いた。とても残念な事件であり、公開することにした」とし、被害児童の父親B氏が作成した掲示文の写真を共有した。この掲示文は、小学校近隣のアパートに貼られたたものだった。
B氏は、掲示文の中で「加害者たちは平気で塾に通い、サッカークラブにも出ている。うちの息子は、やりたいサッカーもできないし、家から出ることもできない」と憤った。また、「助けてくれ。本当にどうすればいいのか」とし、加害者少年に対する怒りや悔しさをつづった。B氏は現在、加害児童たちを警察に告訴している。
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