2025 年 11月 9日 (日)
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韓国の外貨準備高4220億ドル…57億ドル増加、世界10位維持

(c)NEWSIS

韓国の外貨準備高が2025年9月末時点で4220億2000万ドルとなり、前月比で57億3000万ドル増加したことがわかった。これは米国株式市場の好調による運用収益の拡大と、金融機関の外貨預金増加などが背景にある。一方で、世界順位では6カ月連続で10位にとどまり、9位返り咲きは果たせなかった。

韓国銀行が10月10日に発表した「2025年9月末外貨準備高」によると、韓国の外貨準備高は6月以降4カ月連続で増加しており、年初の下落傾向から完全に反転した形だ。

外貨準備高の内訳では、最大の比重を占める有価証券(米国債、政府系債券、社債など)が3784億2000万ドルと、前月から122億5000万ドル増加。一方で外貨預金は64億7000万ドル減の185億4000万ドルとなった。

また、IMF特別引出権(SDR)は157億8000万ドルで前月と変わらず、IMFリザーブポジションは45億4000万ドルから44億9000万ドルに減少。金(ゴールド)準備は47億9000万ドルで変動はなかった。

韓国の外貨準備高は、2025年8月末基準で世界第10位。3月にはドイツと香港に抜かれ、外貨準備高の順位集計が始まった2000年以降で初めて9位から転落し、以後10位の座を維持している。

他国と比較すると、1位は中国で3兆0322億ドル(前月比299億ドル増)、2位は日本の1兆3242億ドル(198億ドル増)。以下、スイス(1兆0222億ドル)、インド(6954億ドル)、ロシア(6895億ドル)、台湾(5974億ドル)、ドイツ(4682億ドル)、サウジアラビア(4564億ドル)、香港(4216億ドル)と続く。

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