2024 年 12月 9日 (月)
ホームライフスタイルトラベル韓国の「旅行消費」に変化…主導するのは国内旅行=30~40代女性、海外=20代男性

韓国の「旅行消費」に変化…主導するのは国内旅行=30~40代女性、海外=20代男性

(c)NEWSIS

韓国で、国内旅行の主要な消費者層がこれまでの30~40代男性から30~40代女性に、また、海外旅行もかつての20~30代女性から20代男性に移っていることを示す報告書が出た。新型コロナウイルス禍以後の不景気とインフレ、余暇の過ごし方の変化がもたらした新たなトレンドといえそうだ。

報告書は旅行調査専門機関コンシューマーインサイトが出したもの。

国内旅行の場合、従来の男性中心から30~40代の女性中心に主要消費者層が移行している。30~40代女性の国内旅行はコロナ禍前より増え、30~40代男性の上昇幅を上回った。

旅行者はコストに極めて敏感になっている。旅行地の選択理由として「費用が適当で」を挙げた比率が2019年より52%も増加した半面、見どころ・食べ物・遊びどころなどの消費的な活動は減らし、親戚や知人との出会いを増やす傾向がみられた。消費の中心が旅行から人中心に変化しているのだ。

海外旅行では20代の男性が中心に浮上した。これまで主要な消費層だった20~30代女性の海外旅行経験率は平均水準である半面、20代男性は最も高くなり、海外旅行の意向率もコロナ禍以前の水準に最も早く回復した。

コンシューマーインサイトは「20代男性はコロナ禍以後、雇用など経済的側面で相対的に安定しており、生活の質も向上した。旅行アプリの普及、K-カルチャーに対する受容度の増加も一役買ったと見られる」と分析した。

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