2024 年 6月 16日 (日)
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韓国で高まる「ジャーナリズムでのAI活用」憂慮 (下)

昨年の韓国大統領選で登場したAIユン・ソンニョル(尹錫悦)(c)news1

別の懸念もある。

AIがつくったコンテンツが虚偽情報や宣伝に使われる可能性だ。悪意のある行為者がAIで虚偽・誤解の余地のある情報を広めることで、社会に深刻な被害をもたらす恐れだ。今日のニュース環境では、虚偽内容の記事がSNSで急速に拡散されるおそれがあり、特に憂慮される。

ほかにも、ジャーナリズムにAIを使えば、ニュース報道の質が落ちることもあり得る。

AIシステムが精巧になるにつれ、人間がつくった記事との区別が難しくなる。ただ、こうして作られた記事は、人間が書いたものと比べ、深みが足りなかったり、ニュアンスがうまく伝わらなかったりする。

多くのニュースメディアがAI生成コンテンツに依存すればするほど、ニュース報道の質が全般的に落ちる危険もある。

ジャーナリズムでAIを使えば、責任と透明性に対する倫理的問題も浮上する。AIシステムは人の介入なしに記事を生成できるため、コンテンツの責任の所在を決定することが難しくなる。

「もっともらしい」文章を書くAIの機能が良くなるほど、取材や事実に基づかない主張、虚偽情報も短時間で「もっともらしい」形で量産される。そんな危険が憂慮される。

(c)news1

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