2024 年 10月 9日 (水)
ホーム社会韓国で相次ぐ泥酔者事故「警察はどこまで面倒をみるべきか」

韓国で相次ぐ泥酔者事故「警察はどこまで面倒をみるべきか」

現場に到着した警察官が泥酔者の保護を試みている(韓国MBCテレビより)(c)news1

韓国で先月19日夜、「ソウル市東大門区(トンデムンク)の歩道で泥酔状態の男性が倒れている」という通報があった。警察官2人が現場に出動して保護を試みたが拒否された。警察官がパトカーに戻って待機していたところ、男性は通りかかった車にはねられ、その後、死亡した。

車の運転手は警察の調べに対し、「雪が降っているうえ暗くて狭い路地なので、人がいるとは思わなかった」と供述している。東大門警察署は警察官の対応に不十分な点がなかったか、監察を進めている。

韓国では先月30日にも、警察官2人が、泥酔した60代男性を保護して自宅建物まで連れてきたが、自室まで送り届けず、出入り口の内側の階段に放置した状態で撤収、氷点下8度のなか、男性が凍死する事件が発生している。

韓国国内ではこうした警察の対応をめぐり賛否両論が渦巻く。「警察はママやパパなのか。どこまで面倒を見なければならないのか」などと警察を擁護する意見に対し、「とはいえ、氷点下のなかで放置したのは注意を欠く行為だ」などとする批判の声も出ている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular